まず、3つだけ確認してください
感情の整理より先に、事実の確認です。この3つがわかれば、残された時間と選択肢が見えます。学校の担任か教務の先生に聞けば教えてもらえます。
- 各科目の欠時数の上限は何時間か。「授業時数の3分の1まで」など、学校ごとに規定があります。
- いま、どの科目が何時間欠席しているか。科目ごとに違います。すでに超えている科目、あと数回で超える科目を把握します。
- 救済措置があるか。追認試験、補習、レポート提出などで単位を認定する制度を持つ学校は多くあります。あるなら、その条件と締切を確認します。
選択肢は4つあります
① 今の高校で単位を取り切る
救済措置が使える段階なら、これが最も負担の少ない道です。全日を毎日通わなくても、必要な授業・試験・レポートに絞って出席することで単位が確保できる場合があります。「毎日行けないなら終わり」ではありません。まず学校と条件を詰めてください。
② 転校する(転入学)
在籍したまま別の高校へ移る形です。それまでに取得した単位を持ち越せるのが大きな利点で、学年が下がらずに済むことがあります。受け入れ時期が決まっている学校が多いため、タイミングの確認が必要です。
③ 通信制高校へ移る
レポート・スクーリング・試験で単位を取る形式です。自分のペースで進められ、通学の負担がありません。大学進学コースを持つ学校も多く、進学の道が狭まるわけではありません。一度退学してから入り直す(編入学)と単位の扱いが変わることがあるので、退学前に必ず相談してください。
④ 高卒認定試験(高認)を受ける
高校を卒業しなくても、大学・専門学校の受験資格が得られる国の試験です。科目合格制で、一度合格した科目は次回以降免除されます。高校に在籍したまま受けることもできます。ただし「高校卒業」の資格ではないため、就職の場面では扱いが異なることがあります。
順番として、①が可能なら①、難しければ②か③、そのどちらも合わなければ④という検討になります。③④は「諦めた選択」と受け取られがちですが、実際には目的(大学に行く/自分のペースを守る)から逆算した合理的な手段です。
大学受験では、不利になりません
ここは断言できます。不登校の経験があることで、大学受験そのものが不利になることはありません。一般選抜は当日の学力で決まりますし、通信制・高認からの大学進学も普通に行われています。
むしろ、いまの大学入試には総合型選抜・学校推薦型選抜という、学力試験以外で評価される入口が大きく広がっています。ここでは「何を考え、どう向き合ってきたか」が問われます。
総合型・学校推薦型を含めた大学受験については、きみのまなび おてつだい 高校部で、全国のプロ講師が「三つの道」から合った勝ち方を一緒に選びます。オンラインなので、お住まいの地域は関係ありません。
今日、できること
- 学校に電話して、欠時数の上限・現在の欠時数・救済措置の有無を聞く(保護者さまが聞いて構いません)
- 通信制高校の資料を2〜3校取り寄せてみる(動かなくても、選択肢があると知るだけで気持ちが変わります)
- 本人には、進路の話をまだ持ち出さない。事実確認は大人だけで先に済ませておく
最後の項目について。選択肢が整理される前に本人に話すと、追い詰める形になりがちです。「こういう道がある」と示せる状態をつくってから、はじめて一緒に考えるほうがうまくいきます。
よくいただくご質問
Q. 留年が決まってしまいました。もう手遅れですか?+
Q. 通信制高校からでも大学に行けますか?+
Q. 高卒認定を取ったら、高校は辞めることになりますか?+
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